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スペースポート紀伊
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民間初!小型ロケット打ち上げ射場が串本に誕生

2021年12月、和歌山県串本に日本初の民間小型ロケット打ち上げ射場「スペースポート紀伊」が誕生したことはご存じでしょうか。2022年10月時点の情報によると、2023年2月以降に初号機の「カイロス」の打ち上げが予定されており、2020年代中には年間で20回の打ち上げが計画されています。このようにロケットが打ち上がる様子を間近で見られる日が近づいていると思うと、とってもワクワクしますよね。

皆さまもこの素晴らしい機会に串本へロケットを見に来てみませんか。ここでは串本の魅力をお伝えしながら、ロケット発射場「スペースポート紀伊」についての詳細をご紹介します。

そもそも和歌山串本ってどんなところ?

和歌山串本

写真提供:公益社団法人 和歌山県観光連盟

和歌山県串本町は本州最南端に位置しており、南は熊野灘、古座川の上流域には紀伊半島が広がります。また、黒潮の恵みを受けた串本の海といえば大規模なサンゴ群落の地であり、魚の種類がとても多い場所としても有名です。

橋杭岩

串本周辺の山や海には、「橋杭岩」や「潮岬」「熊野古道」「那智の滝」など、全国的に知られる観光スポットが多く、レジャー施設も「串本海中公園」や「南紀熊野ジオパークセンター」をはじめ、少し足をのばせばパンダで有名な「アドベンチャーワールド」もあります。

また、串本には「鰹」「クエ」「マグロ」といった海の幸はもちろん、「熊野米」に「熊野牛」、さらには豊富なフルーツなど、美味しい和歌山グルメがたくさん。

そういった、観光スポットへの訪問やグルメ巡りを、小型ロケット打ち上げのスケジュールの中に組み込めば、さらに串本を楽しめる旅になることでしょう。

本州初のロケット発射場について知ろう!

橋杭岩とロケット

画像提供:串本町役場ロケット推進室 ※画像はイメージです。

ここからは、実際にこの本州初のロケット発射場について、その規模や経緯、なぜ串本に出来たのかについてご説明します。

ロケット発射場の規模、発射時期について

ロケット発射場として建設された「スペースポート紀伊」は、2021年12月に和歌山県串本町に誕生しました。敷地面積は約15ヘクタールと、種子島宇宙センターなどに比べると比較的小規模の発射場ですが、そこにはJAXAの施設に負けないほどの大きな夢が詰まっています。

2023年2月以降には、記念すべき第一号のロケット、「カイロス」が発射される予定です。
さらに、20年代中には年間20回の打ち上げを予定しています。JAXAでの打ち上げは、今まで年間で3回から5回程度であり、それと比べてみてもいかに大きな夢と期待を背負っているかがわかりますね。

なぜそんなに多くの民間ロケットを打ち上げるの?

小型人工衛星

※画像はイメージです。

民間初のロケット打ち上げ射場である「スペースポート紀伊」を運営する「スペースワン株式会社」は、商業宇宙輸送サービスを目的として設立された企業です。

具体的には、顧客から預かった小型人工衛星を所定の衛星軌道まで運ぶ役割を担います。今後ますます商業用人工衛星は小型軽量化が進み、活躍の場が広がることが見込まれており、これを同社の小型ロケットに積み込んで打ち上げるというものです。

この小型衛星は、私たちの生活に大きな影響を及ぼしつつあります。例えば気象観測衛星、さらに農作物の生育状況や害虫の発生状況など、これらはすべて小型衛星の活躍によってもたらされている恩恵です。

2018年からの10年間で打ち上げられた小型人工衛星の数は7,000を超えるとされ、これを専用の小型ロケットで打ち上げれば、将来大きなビジネスとして発展すると考えられます。

小型ロケット打ち上げ射場の目的と串本が選ばれた理由について

ロケット発射場の地として串本が選ばれた理由ですが、それは本州最南端の地にあるからです。現在、ロケット発射場は国内に2ヶ所ありますが、そのいずれもが鹿児島県にあります。

種子島宇宙センター

種子島宇宙センター

発射場は赤道に近くなればなるほど引力を有効活用できるとされており、その意味で日本の南端にある鹿児島の地が選ばれています。

串本町から発射されるロケットの場合、製造する主な工場が関東地域にあるため、陸路を使ってロケットを運ぶことができます。そこで、本州最南端の地である串本が選ばれたのです。
もう1つの理由としては、周囲が一定範囲以上無人であることが条件となります。

このように打ち上げ時の安全確保や交通の便などから考えて、串本がロケットの発射場に最適であると考えられたのでしょう。

日本初の”民間”ロケット発射場について

これまで日本には民間のロケット発射場がありませんでした。その理由は、宇宙に対しての需要が少なく、発射場を増やす必要がなかったからです。ただ前述の通り、近年、民間による宇宙を活用したビジネスが急拡大しており、それに伴ってロケット発射の需要が高まってきています。

ロケット打ち上げ

※画像はイメージです。

現在、小型衛星は、大型ロケットに相乗りする形で打ち上げられることが多く、打ち上げの時期などを自分たちで決めることができない状態です。これでは最良のタイミングで打ち上げられず、そのためにビジネスチャンスを失うことにもなりかねない状況といえます。

しかし、民間のロケットの場合は、希望のタイミングで打ち上げることができ、しかもそれが宇宙ビジネスを大きく飛躍させることにも繋がるのです。さらにこの事業がもたらす恩恵として、各種技術の革新が挙げられます。

宇宙空間はいわば未知の世界であり、そこには私たちの想像を絶する出来事があります。例えば無重力空間での実験は、地球上では得ることのできない多くの知見をもたらしてくれます。それが新たな発明や技術の革新を生み出すのです。

完成後どこから発射を見られるか

田原海水浴場

画像提供:南紀串本観光協会

2023年2月以降に初号機が打ち上げられる予定ですが、気になるのはどこからロケットが見られるのかという点ですよね。ロケットの発射地点は谷間にあり、地形はすり鉢状になっており、発射の瞬間を実際に見ることはできません。

実際にロケットの発射が見られるのは、田原海水浴場(ホテルからお車で約20分)と旧浦神小学校(ホテルからお車で約25分)の2箇所に用意された公式見学場のみです。両会場はロケットの発射場より約2㎞ほどの距離にあるため、間近でロケットの発射を見学することができます。また、会場内には特設ステージや地元の食材を使った飲食店などが出店される予定ですので、盛大なイベントになることが予想されます。

詳しくは、ロケット「カイロス」初号機打ち上げ応援サイトをご確認ください。

スペースポート紀伊

住所

〒649-4112 和歌山県東牟婁郡串本町田原

アクセス

『Hotel & Resorts WAKAYAMA-KUSHIMOTO』より、お車で約30分

電話番号

0735-67-7004(串本町役場旧古座分庁舎/ロケット推進室)

公式サイト

商業用のロケット発射は民間初ということもあり、地元だけではなく日本国内でも大きな高まりを見せています。歴史に残るであろう素晴らしい瞬間に立ち会うためにも、ぜひ串本を訪れてみてはいかがでしょうか。

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

※当ページの掲載写真はイメージです。