さわやかな香りと酸味があり、食欲不振や夏バテ、さらには美容にも効果があると言われている梅。また、梅干や梅酒など、さまざまな味わい方ができるのも魅力ですよね。
和歌山県みなべ町は梅の生産量日本一ということもあり、梅を使った体験教室やご当地グルメなど、みなべ町でしか体験できない楽しみがあります。ここでは、Hotel & Resorts WAKAYAMA-MINABEからもアクセス便利な梅体験について詳しく紹介していきます。
日本一の梅の産地!みなべの梅の魅力と収穫までの流れ

広告やスーパーなどでよく見かける「南高梅」とは、みなべ町が原産で国産梅の6割を占めるほどのトップブランド。種は小ぶりなのに果実が大きく、果肉は肉厚で皮が柔らか、桃のような外観が特長です。
全国的にも有名な梅の産地であるみなべ町では、良質の梅を収穫するために秋から準備を行っています。10月頃から木の剪定や土壌作りを行い、春になって梅の花が開花してきたら、畑に堆肥をまいたり、草刈りをしたりと高品質の梅が育つよう、丁寧に手入れを行います。そして、5月頃になると小梅が実を付け始め、6月の始め頃に梅酒や梅ジュースを作るための南高梅の収穫が始まり、6月中旬になると実が熟してくるので、梅干用の梅が収穫の時期を迎えます。
丹精込めて作られた良質の梅には、ポリフェノールやビタミンがたっぷりと含まれています。収穫された梅は、梅干や梅ジュースなど用途に応じた加工が行われます。
おみやげを買うのにもおすすめ!梅の魅力を堪能できる『紀州梅干館』

画像提供:紀州梅干館
高品質の梅をさまざまな形で味わえ、オリジナルの梅製品作りまで体験できるスポットがみなべ町にある紀州梅干館です。ここでは、梅が出荷されるまでの様子を見学できたり、梅を使ったご当地グルメを購入できたりと、梅の新たな魅力を発見できる設備やサービスが充実しています。

画像提供:紀州梅干館
梅干といえばおにぎりの具やご飯のお供として私たち日本人になじみの深い食べ物。ここ紀州梅干館の工場見学では、農家から仕入れた梅を洗浄して出荷するまでを、5つのポイントに分けて詳しく解説してくれます。調味液に漬けた商品が規格に適合しているかのチェック、食中中毒を防ぐための徹底した品質管理の様子や機械を使わずに全て手作業でパック詰めされているところなど、手間暇掛けて出荷されている様子をうかがえます。

画像提供:紀州梅干館
また、館内には梅を使った多様な製品を販売している直売所があります。いろいろな味付けの梅干だけでなく、オリジナル梅クッキーや梅パイ、梅らーめんまで、梅を使った食べ物がのバリエーションが豊富です。また、梅モチーフのグッズまで豊富な梅製品がそろっているので、自分のものだけでなく、お土産を買うのにもおすすめのスポットです。一部の食品は試食もできるので、いろいろ試してお気に入りを見つけるのもまた楽しいですよ。
味付けはお好みで!世界で一つだけのオリジナル梅干作り

また、この紀州梅干館では、自分好みの味付けで梅干を作れる体験教室を開催しています。梅干の味付けは好みが大きく分かれるところですが、この体験教室では酸味や甘みを自分好みに調整できるので理想の梅干を作れるのがポイント。
最高級の南高梅を原料に使い、梅の選別から味付けに使うタレのブレンドのコツまで、スタッフが詳しく説明してくれるので、初心者でも安心して参加できます。もちろん、作った梅干は持ち帰り可能。しかも、子供から大人までを対象とした体験教室なので、親子で一緒に楽しめるのも魅力です。
大人におすすめ!3種類のお酒で作る梅酒作り体験

ロック、お湯割り、ソーダ割りなどさまざまな飲み方を楽しめる梅酒は、女性からも人気です。紀州梅干館では、3種類の梅酒を作る体験教室を開催していますので、大人の方はぜひ参加してみてください。もちろん、作った梅酒は持ち帰りできますよ。
梅酒はベースとなるお酒の種類や使う砂糖の種類や量によって、その味に違いが出てきます。紀州梅干館では日本酒、焼酎、ブランデーの3種類のお酒をベースに、最高級の南高梅を漬け込んで作ります。砂糖は黒糖やグラニュー糖、氷砂糖の3種類が用意されていますので、好みの味に仕上がるように砂糖の量や種類を調整しましょう。1ヵ月後には、おいしい梅酒ができ上がっているので、それぞれを飲み比べするのもまた楽しいです。
梅酒作り体験は冷凍梅を使っているので、梅の収穫シーズンに関係なく1年を通じて体験できますよ。
夏バテ対策や美容に!親子でも楽しめる梅ジュース作り体験

梅干館では、約30分で梅ジュースを手軽に作れる体験教室を行っています。梅の豆知識から梅ジュース作りのコツまで、梅マイスターが詳しく説明してくれますので、小さなお子様も楽しく参加できます。
最高級の紀州産南高梅とこんぺいとう、きび砂糖、氷砂糖の中から好きな砂糖を選んで梅ジュースを作ります。使用する砂糖の種類で風味が、砂糖の量で甘さが変わるので、好みに合わせて調整してみましょう。梅ジュース体験でも、冷凍梅を使用するので梅の収穫時期に関係なく参加できますよ。
- 住所
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和歌山県日高郡みなべ町山内1339
- アクセス
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Hotel & Resorts WAKAYAMA-MINABEより、お車で約5分
- 電話番号
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0739-72-2151
- 営業時間
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8:30-17:00
- 公式ホームページ
みなべには、『紀州梅干館』以外にも梅体験ができる施設がたくさん!

紀州梅干館以外にも、みなべ町には梅に関する体験が出来る施設がたくさんあります。
一覧でまとめましたので是非参考にしてくださいね。
施設名 | 住所 | 電話番号 | 体験メニュー | 最大受入(人/回) | 実施期間 | 所要時間 | 備考 |
プラム工房 | 和歌山県日高郡みなべ町晩稲1187 | 0739-74-2406 | 梅狩り体験 | 100 | 6月 | 1時間 | 雨具必要 |
梅干し体験 | 40 | 通年 | 1時間 | お土産付き | |||
梅ジャム体験 | 40 | 通年 | 2時間 | ジャム持ち帰り | |||
梅ジュースづくり体験 | 30 | 通年 | 1時間 | ジュース持ち帰り | |||
紀州本庄うめよし | 和歌山県日高郡みなべ町西本庄278番地 | 0739-74-2433 | 梅拾い・梅もぎ体験 | 60 | 通年 | 1時間 | |
熊平の梅 | 和歌山県日高郡みなべ町山内1626-1 | 0739-72-2730 | 梅ひろい、梅もぎ体験 | 要確認 | 6月~7月初旬 | - | |
JA紀州(くらしの活動課) | 和歌山県御坊市湯川町財部668-1(本店) 【集合場所】アグリセンターみなべ 住所:和歌山県日高郡みなべ町気佐藤321-6 |
0738-22-0604(本店) 0739-72-3955(アグリセンターみなべ) |
梅もぎ取り体験 | 200 | 6月 | 1時間 | 梅1kg持ち帰り |
梅もぎ取り・梅ジュースづくり体験 | 200 (交互) |
6月 | 2時間 | ジュース持ち帰り | |||
梅ジュースづくり体験 | 100 | 通年 | 1時間 | ジュース持ち帰り | |||
梅はちみつ漬け体験 | 100 | 通年 | 1時間 | 梅干持ち帰り | |||
てらがき農園 | 和歌山県日高郡みなべ町西岩代1228 | 0739‐72‐5105 | 無農薬の梅もぎ+梅ジュース作り体験 | 30 | 6月 | 2時間 | |
松川農園 | 和歌山県日高郡みなべ町東岩代1697 | 0739‐72‐2416 | 青梅もぎとり体験 | 20 | 6月上旬~中旬 | 約2時間 | |
みなべの里 梅染工房 | 和歌山県日高郡みなべ町徳蔵304 | 090-8750-3284 | 梅染め体験 | 50 | 通年 | 2時間 | 作品持ち帰り ・2日前までの要予約 ・エプロン持参 ・3人~ ・対象年齢:小学生以上 ※大人数の場合、場所はうめ振興館に変更。予約時に人数を確認させていただきます。 |
※引用:みなべ観光協会 |
最高級の南高梅とその梅体験を楽しめるみなべ町は、家族旅行がオススメです。Hotel & Resorts WAKAYAMA-MINABEでは、梅体験が利用できる宿泊プランや、お子様とくつろげるお部屋をご用意しています。美味しい梅干はもちろん、南高梅を使った料理もお出ししているのと、梅のお土産もたくさんありますので、ホテルでもお家でも美味しいみなべの梅を存分に味わってくださいね。
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※当ページの掲載写真はイメージです。