五色沼湖沼群~五色沼の色の秘密~
五色沼は実にさまざまな青色を見せてくれます。その中の一つの沼はアシの根元に、酸化鉄の沈殿物が付着し赤みがかってるものもあり、赤沼と呼ばれます。 五色沼の水の色は、水中の微粒子の大きさによります。例えば、大きな微粒子ですと、光のスペクトルが含まれています。アロフェンは主としてアルミニウムや珪酸などからできています。アロフェンは強酸性の水では形成されません。磐梯山の噴火口から五色沼へ流れ出る酸性の水は温泉のアルカリ成分によって中和されます。青沼、瑠璃沼、弁天沼、みどろ沼や毘沙門沼はアロフェンのために青白色しています。
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五色沼は、正式には五色沼湖沼群とよばれ、毘沙門沼、赤沼、みどろ沼、弁天沼、瑠璃沼、青沼などのいくつかの沼で構成されています。

毘沙門(びしゃもん)沼
五色沼自然探勝路の中で一番大きな沼で、沼越しに見える磐梯山は雄大。水中には湖底から立ち上がる水草が見え、独特の色と雰囲気を楽しませてくれます。
毘沙門沼のハートの鯉伝説

五色沼のハートの鯉
見ると幸せになるという「五色沼のハートの鯉」毘沙門沼のボート乗場付近は目撃情報も多く、絶好のポイントです。
ハートの鯉の特徴
ハートマークはお腹の下側にあるので、まずは赤いアイシャドウの鯉を見つけるのがポイントです。

瑠璃(るり)沼
松の間から見る瑠璃色に輝く沼。沼越しに磐梯山が見えます。

弁天(べんてん)沼
おおよそこの沼の半分にあたる岸辺沿いを歩くことができます。太陽の位置や光線の具合により沼の色が変わります。沼越しに望む吾妻連邦も美しくおすすめです。

赤(あか)沼
沼の周辺を見ると水中に沈む落ち葉などが鉄錆色に染まり他の沼とは一味違う趣があります。

深泥(みどろ)沼
三つ以上の色を楽しめる不思議な沼。場所によって異なる性質をもち、様々な水生生物がみられる。

青(あお)沼
青を基調とした独特の水を輝かせています。水底近くに浮遊する鉱物の粒子に太陽の光が反射することと、沼底でマットのように育ったウカミカマゴケのグリーンにより神秘の色を醸し出します。

柳(やなぎ)沼
五色沼自然探勝路の西側の出入り口の一番目に現れる沼です。多くの魚類を育み、周りの景色が湖面に映えます。

竜(たつ)沼
グリーンシーズンは草木が茂り見えづらい竜沼。冬になり木々が葉を落とす時季は青い神秘の沼が姿を見せてくれます。
注意とマナー
ここは磐梯朝日国立公園“特別保護地区”です!

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裏磐梯ビジターセンター
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除雪された道ではなく自然道です。
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途中トイレ、水飲み場はありません。
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自転車は乗り入れできません。
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植物や虫・動物、小石や落ち葉なども採取や持ち出しは禁止です。
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地域外から動植物の持ち込みはしないようにしましょう。
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野生動物に餌を与えたり驚かしたりしないでください。
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ペット同伴の際にはリードをご利用ください。
裏磐梯ビジターセンター
- 住所
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〒969-2701
福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093-697
- お問い合わせ
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- TEL
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0241-32-2850
- FAX
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0241-32-2851
国立公園を知るための展示や解説・アドバイスなどお気軽にお立ち寄りくださいませ。
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スノーシュートレッキングを楽しめますが、コースの目印はありません。
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初めての方はガイド等の依頼をお勧めします。